人は自国の平均から自分を決める。それは幸福度を下げる。
人は何らかの評価をするが、その基準というものは自国からの基準のものに過ぎず、あまり価値のないものである。
実は私は現在フィリピンセブ島で暮らしているが、国民の年収は40万円前後ぐらいの人が大半である。日本人がセブ島の日系企業に就職すれば年収200万前後は手にすることはできるだろう。
物価の差はあるとしても、日本人にとっては安いと感じるだろう給料である。
しかしフィリピンの自国の基準からみると、平均を上回り、羨ましく思う人も出てくる。
現在の日本での平均年収は400万円ほどであり、それを下回るからと言って、劣等感や嫉妬など全く持つ必要がない。
無駄な雑念であり、自分の幸福度を下げるだけである。
日本人の前で私が英語を流暢に話すと、皆、凄い!だとか
カッコイイ! 頭良い!
という人がいるけれども、私は決して、難しい英単語も文法もあまり知らない。
日常会話が使い慣れてるので、ハイスピードで話せるだけなのである。
私の英語力が高いのではなく、日本人の英語力が低すぎるのである。
つまりそれは自国からの基準でものを判断している。
ヨーロッパのバイリンガルやトライリンガルの人に比べたら、全然大したことない。
決して、日本人の悪口を言うつもりはないが、それは日本人の問題ではなく、
日本の教育の問題である。
あくまで例であるが、平均などどうでもよく、
自分の価値は自分で決めるべき
ということが伝えたいだけである。
他人評価を気にしたところで、気分は悪くなることの方が多いと思う。
どんな肩書であれ、今自分のやっていることに誇りをもって生きていれば、
幸せを感じるものだと思う。